始末書…不始末を繰り返さないという誓いは切り札
始末書…不始末を繰り返さないという誓いは切り札
トラブルはできれば避けたいもの。
しかし、トラブルは完全に防止できるものではありません。
日頃から、被害を最小限に抑えられるようなリスク管理が大切です。
その1つが証拠を残しておくことです。
その証拠として最も有効なのが、始末書です。
始末書は、事実経過と反省・謝罪の文が含まれています。
通常、就業規則がないと始末書を書かせるような懲戒処分はできません。
それは、始末書のような反省・謝罪の文には、個人の意思の自由が尊重されるからです。
但し、事実経過については報告の義務があります。
これを出さないときには懲戒処分を科すことができます。
顛末書として提出させるのが有効です。
トラブルを未然に防ぐために重要なことは、文書証拠を多数残しておくことです。
その始末書や顛末書のような文書証拠があるか無いかで、結果が180度違ってきます。
従業員が問題を起こしたときには、始末書や顛末書を速やかに取っておきましょう。