始末書で組織風土が悪くなるのを防ぐ
始末書で組織風土が悪くなるのを防ぐ
御社では、従業員が問題行動を起こしたとき、どのように対応されていますか?
従業員が問題行動を起こしたとき、始末書を提出させたことはありますか?
始末書と聞くと、そこまでしなくても穏便に済ませますよ、と言う声が聞こえてきます。
始末書は、職場の雰囲気を悪くするものという先入観にとらわれていませんか?
始末書を御社の仕組みに組み込むことで、御社の職場の雰囲気が悪くなることを防げるとしたら、興味が湧きませんか?
例えば、始末書を仕組みに取り入れてない場合のことを考えてみましょう。
ある自分勝手な考えや行動をする従業員がいるとします。
その行動が咎められないことを確認した他の従業員は、「じゃー、私も」という考えになります。それが他の社員にどんどん波及していきます。
上司が陰で注意したとします。
それでも、今まで自分勝手な考えや行動をする従業員は意に介しません。
始末書も書かせられないので、手をこまねいている間に、それが職場全体に蔓延すると、チームワークがなくなり、好き勝手なことをする従業員が増えます。
そして、業績も...。
そうなる前に手を打っておかなければ、組織風土が悪い方向へ流れていきます。
見て見ぬ振りをしていると、後で必ずツケが回ってきます。
この蔓延に歯止めを効かすには、まず職務規定に始末書を書く場合を規定し、風紀を乱す行為を始末書を書くことになる場合に含めます。
そして、従業員が問題行動を起こしたとき、その時点で始末書を提出させます。
そこで初めて、問題行動を起こした従業員は、それが行けないことだと知ります。
問題行動を起こした従業員は、その問題行動を止めなければ、職を失うと自重するようになります。
そうして、会社の雰囲気が悪くなることを未然に防ぐことができるのです。