始末書…許しを得ることが肝要
始末書…許しを得ることが肝要
始末書の構成は以下のように5段階で書くことができます。
【始末書の構成】
【事実関係を簡潔に記す部分】
(1) 不始末の内容
(2) 不始末の原因や理由
【お詫びを述べる部分】
(3) 反省とお詫び
【二度と起こさないということを誓約し懇願する部分】
(4) 不始末を繰り返さないという誓い
(5) 寛大な措置のお願い、または社内規定に従います等の表現
ここでは、(5) 寛大な措置のお願い、または社内規定に従います等の表現を取り上げます。
「このたびに限り、寛大なるご措置をお願い申し上げます。」
よく始末書の文中に出てくる文句ですね。
「許し」があってこそ初めて物事が先に進みますし、そもそも、「許し」を得ることが始末書という形を取る目的なのです。
相手の心を揺さぶり、誠意が伝えられれば後は人情として穏便に物事が進むのは決まったようなものです。
相手から「許し」を引き出す為に、「寛大なるご措置」と言う行為を要求すると言うことです。
この一言があれば、「許す」と言う言葉を相手も言いやすくなるのです。
ただし、「許し」を懇うことと「卑下」とは違います。
行為が悪かったのであって、あなたと相手との間に貴賤の区別がついたわけではありません。
決して自らを卑しむ文章を書くことだけはしないようにして下さい。