始末書 書き方
始末書 書き方

始末書と顛末書の使い分け

始末書と顛末書の使い分け

始末書顛末書って違いが分かりますか?


【始末書】

業務などにおいて過失や規程違反を犯した者が、事実関係を簡潔にしるし、お詫びと二度と起こさないということを誓約させるための文書


【顛末書】

業務などにおいて過失や規程違反を犯した者が、一部始終を報告するために提出する文書


始末書は過失に至った経緯の報告と「謝罪」を誓約するものであり、顛末書は単に事実関係の報告を行うものとなります。


民間会社は「謝罪や反省の文を書け」と強制することはできません。
なぜなら、個人の意思の自由が尊重されるからです。

始末書は、労働者の自由な意思や感情にまで及ぶものなので、会社が謝罪の文書を強制的に提出させることはできず、顛末書は報告書であるため、業務命令の一環として命じることができます。

始末書の構成は、その性質より、事実経過の部分と、謝罪・反省の部分に分けられます。

民間会社で何か事件が起こった場合に、再発防止の意味を込めて、始末書を従業員と合意の基作成した方がいいと判断される場合があります。

しかし、従業員と始末書の作成について合意が得られなかった場合には、顛末書に転じて事実関係のみを報告させると言うことは要求できます。